光の中で。





あなたの歩む道は花道だけでいい。










私にとっての永瀬廉は「光」そのものです。







少年から青年へと成長していく時期、あなたは既にアイドルという肩書きを背負っていました。



アイドルという特殊な職業のため、周りの人達よりも早い段階で仕事に対しての責任を感じながら、そして周りよりも窮屈な生活してきたことでしょう。




アイドルを務めながらも、中学、高校と優秀な成績を収めてきたあなたは大学進学を決意します。




その覚悟の裏には、芸能界という一見華やかで煌びやかに見える世界でありながら、不安定で保証されない未来に一抹の不安を抱いていたのではないでしょうか。


 




大学1、2年生の頃ジャニーズを辞めようか悩んだ、舞台のワンシーンであなたはそう告白しました。






アイドルである傍ら、大学に通っているあなたは、他のアイドルの人達よりも「普通」に触れる機会が多いと思います。




普通に電車に乗り、講義を受け、友人と共に昼食をとり、また電車に乗る。少しだけ特別なあなたは、そんな私達にとってはなんの変哲もない日々を過ごしてきた中で1人何を思ったのでしょうか。





周りの友人たちの「普通」があなたにとっての「特別」。










『俺のあこがれの結婚生活って、ふっつーの家庭。家族で一緒にご飯を食べて、休みの日には自然の多い公園に出かけて、のんびり過ごす…とか。そのとき、周りに人はおるけど、誰も俺のことは知らん。』





これは憧れの結婚生活についてのインタビューの内容です。







アイドル兼大学生をしているからこそ、周りの「普通」に触れることが多いあなただからこそ、「普通」の生活に焦がれ、憧れを抱いている一面があるのだと思います。




誰もあなたを目で追ったりしない。私生活を覗かれたりしない。好きな人と共に生き好きな人と共に時間を過ごす、そんな普通の生活。





アイドルである限りその普通は叶うことはない。





冷たく残酷な言い方に感じるかもしれませんが、やはり私はそう思ってしまうのです。











私は、常にあなたの幸せを願っています。







もし、デビューする前のあの時にあなたがアイドルをやめていたとしても。私たちの前から姿を消していたとしても。私はあなたが決めた道を受け止め、穏やかで温かくて、安らぎに満ち溢れた、当たり前の幸せを噛み締めることが出来る、そんな「普通」の生活を送れるよう心の底から願ったことでしょう。








もしも、これから先、あなたが私たちの目の前から居なくなったとしても、この気持ちが変わることはありません。













だけど、だからこそ、私は今、アイドルとして、私たちの声が届く範囲にいてくれるあなたに、最大限の感謝と愛を届けたいのです。










若くして数多の人生の岐路に立ち、数え切れないほどの取捨選択をしてきたあなたの誕生日をこうして祝えることを心の底から嬉しく思います。










永瀬廉くん、お誕生日おめでとう。








あなたの人生に、人並みの小さな幸せと、たまの大きな幸せが降り注ぎますように。










あなたが、いつも、世界で一番幸せでありますように。










どうか、光の中で。




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2021.01.23